THE THOR ユーザーにおすすめのプラグインと避けた方が良い(相性の悪い)プラグインを紹介します。
プラグインの導入方法やプラグインを使用しない場合の代替手段などは、記事にまとめ次第リンクを貼っていきます。
ほぼ必須のプラグイン
Google XML Sitemaps
検索エンジン向けの XML サイトマップ を作成し、記事公開時に自動で検索エンジンに通知してくれるプラグインです。
THE THOR の「サイトマップ作成機能」で作ることができるのは HTML のサイトマップ(ユーザー向けの記事一覧ページ)ですので、Google Search Console を利用される方にはほぼ必須のプラグインとなります。
WP Multibyte Patch
WordPress を日本語環境で正しく動作させるために必要なプラグインです。
サーバーの簡単インストール的な機能で WordPress を導入した場合、サーバーによってはこのプラグインがインストールされていないことがあるので、一覧になければインストール・有効化しておくと良いでしょう。
Akismet Anti-Spam
スパムコメントを自動判別して削除(スパム用のフォルダに振り分け)してくれるプラグイン。
WordPress をインストールすると最初から入っているプラグインですので、コメント欄を解放している方のファーストチョイスではないでしょうか。
ただこのプラグインには、商用サイトでは有料プランを使用しなくてはならなかったり、サイトが重くなるといったデメリットもあります。
Google のreCAPTCHA を利用する、IP Geo Block 等のプラグインでアクセス自体を制限するなどの代替手段(用途は違いますが)もありますので、好みの方法でスパムコメントを防ぐと良いと思います。
入れておくと便利なプラグイン
UpdraftPlus
サイトを自動でバックアップしてくれるプラグイン。
Google ドライブや Dropbox 等のオンラインストレージに直接バックアップでき、復元も簡単(WordPress内からワンクリックで可能)です。
サーバーやカスタマイズの際のトラブルに備えて入れておくと安心できると思います。
自動でオンラインストレージにバックアップを取ってくれるプラグイン「UpdraftPlus」の導入・使用方法をわかりやすく…
Compress JPEG & PNG images
オンラインの画像圧縮で有名な TinyPNG というサイトが提供しているプラグインです。月500枚までという制限があります。(※テーマやWordPressで自動生成されるサイズ違いの画像もカウントするので注意)
画像圧縮系のプラグインとしては「EWWW Image Optimizer」が一番有名かと思いますが、こちらは無料版の場合ロスレス圧縮なので圧縮率は良くないです。画質もそんなに差があるわけではない(※個人的な感想です)ので、画像のアップロード数がそこまで多くない場合、圧縮率の良い Compress JPEG & PNG images の方をおすすめします。
AddQuicktag
よく使うコード・タグ・文章などを登録して、ワンクリックで呼び出せるようにするためのプラグイン。
テキストエディタ派の方にはほぼ必須かと思います。(ビジュアルエディタ派の方にも便利です)
Classic Editor
WordPress の旧エディターを使用できるようにするプラグイン。
AddQuicktag を利用する場合は、このプラグインとセットになることがほとんどかと思います。サポートは2021年まで。
Category Order and Taxonomy Terms Order
カテゴリーの並びを任意の順番に変更できるプラグイン。便利です。
Limit Login Attempts Reloaded
ログインの試行回数を制限するプラグインです。
お使いのサーバーでブルートフォースアタック(パスワード総当たり攻撃)対策がされている場合は必要ないと思います。
場合によっては入れておいても良いプラグイン
Edit Author Slug
WordPressをインストールした直後の初期状態では、サイトURLの後ろに「/?author=xx」というクエリを付けると投稿者ページにリダイレクトされ、その URL からユーザー名(ログインID)が分かってしまう仕様になっています。
これの何が問題かというと、ログインページとログインIDを知られることで「あとはパスワードを入手するだけでサイトを乗っ取れる」状態になってしまうこと。そのため、セキュリティ対策としてこのプラグインを入れておこうという趣旨の記事をよく見かけます(このプラグインで URL のユーザー名部分を任意の文字列に変更することができます)。
が、ぶっちゃけセキュリティ対策としてなら、二段階認証やログイン試行回数を制限するプラグインの方が断然有用です。
THE THOR ではテーマの機能として、ログイン方法を「ユーザーID+パスワード」から「メールアドレス+パスワード」に変更することもできますので、このプラグインは「ユーザーIDにうっかり個人情報や知られたくない情報を含めてしまった人」や「公開する必要のない情報を知られたくない人」、「念には念を入れたい人」用になるのではないかなと思います。
私は function.php、.htaccess から
- author ページ自体を無効
- 「/?author=xx」をTOPページにリダイレクト
- 「/author/ユーザー名」を 404 に
という風に設定していますが、セキュリティ対策としてはログインの試行回数を制限するプラグインを利用しています。
避けた方が良いプラグイン
THE THOR にはテーマ自体に SEO 対策やキャッシュ機能などが備わっているため、キャッシュ系・SEO系のプラグインは必要ありません。
テーマとプラグインの機能がバッティングすることで不具合を起こすことがありますので、これらのプラグインの利用は避けた方が良いでしょう。
SEO 系プラグイン全般
THE THOR はテーマ自体で SEO 対策がされていますので、SEO系のプラグインは必要ありません。
「All in One SEO Pack」などのSEO系のプラグインを入れると、不具合が起こらない場合でも、機能が重複することによって(metaタグの重複などにより)SEO的に逆効果になることもあります。
どうしても利用したい機能があって SEO 系のプラグインを入れる場合は、バッティングする機能をオフにする等の対策が必要となりますのでご注意ください。
キャッシュ系プラグイン全般
THE THOR には、キャッシュや遅延読み込み、圧縮機能などの高速化技術が取り入れられている(プラグインが行うことをテーマ内で行っている)ため、キャッシュ系のプラグインは不要です。
キャッシュ系のプラグインはテーマに限らず元々不具合が起こりやすく、プラグインによっては逆にサイトが重くなったりすることもあります。また THOR の PWA 機能と干渉して不具合を起こすことがありますのでご注意ください。
その他相性の悪いプラグイン
- Jetpack(キャッシュ関連の干渉による不具合あり?あと重い)
- TinyMCE Advanced(ビジュアルエディタ関連の不具合あり)
- SiteGuard WP Plugin(一部ブラウザで画像の一部が表示されない事例あり)