【THE THOR】他テーマから THE THOR に移行するための全手順

まずは初心者の方向けに、他のテーマから THE THOR に移行してきた時に何をすれば良いか、大まかな流れを説明します。
テーマの導入から初期設定までのチュートリアル的なページとなっていますので、ひとつひとつ手順に沿って進めてみてください。

テーマインストール前にすること

バックアップをとる

エラーや不具合が起きた場合に備えて、必ずバックアップをとってください

バックアップを取るには「 UpdraftPlus」というプラグインが便利です。Google Drive や DropBox などのオンラインストレージに、自動で定期的にバックアップしてくれます。(ローカルやサーバー上へのバックアップ、手動でのバックアップも可能)

詳しい使い方はこちら
カスログ

自動でオンラインストレージにバックアップを取ってくれるプラグイン「UpdraftPlus」の導入・使用方法をわかりやすく…

サーバーの PHP バージョンが7.0以上になっているか確認する

THE THOR は PHP7.0 以上でないと正しく動きませんので、サーバー側で PHP のバージョンを7.0以上に設定してください

使用中のプラグインを全て停止させる

THE THOR には標準で様々な機能が実装されているため、プラグインと干渉してサイトが正常に動かなかったり管理画面が真っ白になってしまうことがあります。
これを避けるため、テーマインストール前に全てのプラグインを停止させてください

キャッシュをクリアする

ブラウザやプラグインによるキャッシュファイルが表示されてしまうと、変更部分がきちんと反映されていないように見えてしまうので、事前にキャッシュをクリアしておいてください

データベースをクリーンアップする

テーマやプラグインの中には、アンインストールの際、データベース上にゴミを残していってしまうものがあります。
他にもリビジョン機能等でデータベースが肥大している場合もあるため、テーマやプラグインを色々試したことのある方や(公開の有無にかかわらず)記事を何度もリライトする方は特に、この辺の要らないデータをクリーンアップしておくことをおすすめします

データベースのクリーンアップにおすすめなのは「 WP-Optimize」というプラグイン。簡単な操作で、データベース内の不要なデータを掃除して最適化することができます。(自動で定期的に実行してくれるような設定も可能)

詳しい使い方はこちら
カスログ

データベース内の掃除と最適化をしてくれるプラグイン「WP-Optimize」の使い方をまとめました。…

テーマをインストールして有効化する

テーマの購入とダウンロードの手順は別記事にまとめます。(準備中)

ダウンロードした ZIP ファイルの中身

ダウンロードした ZIP ファイルを展開すると、中身はこんな感じになっています。

THE THOR ダウンロードファイル

ダウンロードした時期によって中身に多少違いがあるかもしれませんが、「the-thor」と「the-thor-child」の2つの ZIP ファイルがあれば問題ないです。

テーマファイルのアップロード

WordPress > 外観 > テーマ

の「新規追加」もしくは「新しいテーマを追加」から、この2つの ZIP ファイルをアップロードしていきます。

テーマインストール

上部にある「テーマのアップロード」ボタンをクリックしてください。

テーマインストール

「ファイルを選択」で「the-thor」を選び、「今すぐインストール」をクリックします。同じように「the-thor-child」もインストールしてください。

テーマインストール

この時、必ず「the-thor(親テーマ)」「the-thor-child(子テーマ)」という順番でインストールしてください。(逆の順番だとエラーが出ます)

もしも間違えて「the-thor-child」を先にインストールしてしまった場合は、何も弄らず、すぐに続けて「the-thor」をインストールすれば大丈夫です。

子テーマの有効化と表示確認

後からインストールした「the-thor-child」の方を有効化します。

ここで一度、管理画面やサイトが正常に表示されているかを確認してみてください。
何か問題がある場合は、もう一度キャッシュ削除(もしくはシークレットモード等でアクセス)を試してみましょう

キャッシュ削除後に一度ブラウザを終了しないと反映しない場合があるようですので、ブラウザの再起動も併せてお試しください。

上記の手順通りに進めても正常にテーマをインストールできない場合は、エラーの内容や状況を明記し THE THOR 公式の「メールサポート」まで問い合わせてください。

カスタマイザーで基本的な設定をする

テーマの変更が無事終わったら、カスタマイザーから基本的な設定をしましょう。

ダッシュボード

カスタマイザーは WordPress 管理画面の 外観 > カスタマイズ、もしくはダッシュボードのボタンから開くことができます。

カスタマイザーの設定項目

カスタマイザーから設定できる項目はこれだけあります。
最初に設定をするべきなのは赤枠で囲った部分。たくさんあるようですが、1つ1つはそんなに難しくないので順番に設定していきましょう。

まずは各項目でどんな設定ができるのかをざっくり説明します。

カスタマイザー
  • 基本設定
  • テーマカラーやロゴ、アイキャッチなど基本的な見た目部分や、THOR の各機能を使用する際の設定をします
  • 共通設定
  • ヘッダーやフッターなど、主に各ページの共通部分の見た目に関する設定を行います
  • TOPページ設定
  • トップページに実装する機能のオン・オフや、そのデザインに関する設定をします
  • アーカイブページ設定
  • カテゴリー・タグ・年月日別ページの設定を行います
  • 投稿ページ設定・固定ページ設定
  • 主に記事部分のレイアウトや表示する項目の設定をします
  • 広告設定・SNS設定
  • 広告・各種SNSに関する設定を行います
  • SEO設定
  • 検索時に表示されるサイトタイトル・サイトの説明と、サイト表示の高速化の設定をします
  • パーツスタイル設定
  • 見出しやボタン、ボックス、箇条書き等、記事を書く際に使用する装飾関連の設定をします
  • サイト基本情報
  • タイトルやアイコン(ファビコン)を設定します

各設定項目の詳細な説明と各設定のサンプルは別記事にまとめます。(準備中)
ここを後回しにする場合でも、カスタマイザーからユーザーID を登録し、先にテーマのアップデートをしておくことをおすすめします

プラグインの設定をする

カスタマイザーの設定が終わり、サイトの表示をチェックしたら、次はプラグインを設定していきます。

プラグイン

プラグインをインストールするには
WordPress > プラグイン > 新規追加
と進んでください

右上の検索ボックスにプラグイン名を入力して検索し、「今すぐインストール」というボタンをクリックします。

プラグイン

THE THOR と相性の悪いプラグイン

THE THOR には、他のテーマではプラグインで追加しなくてはならない機能が色々実装されています。
プラグインとテーマの機能がバッティングするとエラーや不具合を起こすことがあるため、今まで使用していたプラグインを有効化する前に相性の悪いプラグインをチェックしてください。

2019年2月5日現在、THE THOR 公式のマニュアルサイトに記載されている相性の悪いプラグインは

  • Jetpack
  • TinyMCE Advanced
  • SiteGuard WP Plugin

の3つと、キャッシュ系・SEO系のプラグイン全般です。

THE THOR ユーザーにおすすめのプラグインと相性の悪いプラグインをまとめてみました。

関連記事

THE THOR ユーザーにおすすめのプラグインと避けた方が良い(相性の悪い)プラグインを紹介します。プラグインの導入方法やプラグインを使用しない場合の代替手段などは、記事にまとめ次第リンクを貼っていきます。ほぼ必須のプラグイン[…]

メニュー・ウィジェットの設定をする

次はメニューとウィジェットの設定をしていきましょう。

メニューはカスタマイザーから、ウィジェットは WordPress 管理画面 > 外観 > ウィジェット から設定するのがおすすめです。

メニューの設定

THE THOR には「メニュー」と名の付くものが5つあるのですが、これらを設定する場所があちこちに分散されていて分かりづらいので、各メニューが表示される場所と設定方法をまとめて記事にしてみました。

前のテーマで使用していたショートコードなどを書き換える

カスタマイザーの設定が終わったら、次はそれまで使用していたテーマに依存していた部分の書き換えを行います。
具体的には、記事本文やウィジェット等で使用していたショートコードや、前のテーマの CSS でスタイルを指定していた部分の表示崩れを直していく作業です。

1記事ずつ変更していくのは大変なので、ここではプラグインを利用して該当部分を一括置換する方法を紹介します。

表示が崩れた部分のソースコードを把握する必要があるので、 Chrome のデベロッパーツール(検証機能)の使い方をマスターしておくことをおすすめします。
カスタマイズの際や不具合が出た時にも役に立つので、これを機に是非一度試してみてください。

ショートコード等を一括置換するプラグイン

一括置換のおすすめプラグインは「 Search Regex」。
実はこのプラグインは3年前から更新されていないのですが、代替プラグインでは必要な機能が足りなかったり有料だったりで、結局「Search Regex」に敵うものを見つけられませんでした。

先ほど試してみたところ、私の環境では正常に置換できていますので、今のところはやはり「Search Regex」がベターかなと思います。

詳しい使い方はこちら
カスログ

テーマ移行時やリンクの貼り替えなどに役立つ一括置換プラグイン「Search Regex」の導入~使用方法をまとめてありま…

私は一括置換を行う際、プラグインではなく Search Replace DB というツールを利用しています。
WordPress の wp-config.php と同じ階層に PHP を設置して使用するツールで、それ自体の使い方やできることはプラグインとほぼ同じです。
導入方法はまた別にまとめたいと思いますが、余計なプラグインを入れたくない方にはこちらがおすすめです。

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